FFXIVゼノスとの思い出(前編)プレイ日記~まさしく同感だ!~

こちらはFFXIV、ゼノスとの思い出を振り返る非公式のプレイ日記です。
あくまでも個人の感想なため、こういう見方をする人もいるんだな程度に見てください。


※まだ未プレイの方は多くのネタバレを含みますのでご注意ください。

経緯と第一印象

「俺は戦いが好きだ。だが人を傷付けてしまうのはあまり好きではない。
だから傷付かないくらい強い相手と、ただひたすらに戦ってみたいんだ。」

戦いに傷付かないなんて、本当にそんな人いるのかな?

絶対にいるさ、見つかるまで探そう!

DFFNTにて出会う

 それは地獄のような子供時代を乗り越え、成人し、ようやく傷も癒えてきた頃だった。

嵐の過ぎ去り晴れた空、これが救いだと信じた夢も、今はただ退屈でしかない。

憂鬱に生きる人々、平凡に隠れるがゆえに肥大した流行りも常識も、何もかもが空虚だ。

そんな世界にも僅かだが光がある。

そう、それは「戦い」だ。

かつて理不尽で無慈悲かつ、卑怯な大人を退けたみたいに、再び熱い戦いがしてみたい!

そこで俺は、一緒にただひたすら戦えそうな友達が欲しくなった。
現実よりもゲームの中の方がいそうだなと、DFFNTを起動する。

そこで目に留まったのがゼノス・イェー・ガルヴァス。

© 2018,2019 KOEI TECMO GAMES/SQUARE ENIX 
CO., LTD. All Rights Reserved. 
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA
LOGO ILLUSTRATION: © 2017 YOSHITAKA AMANO

 戦いにおいて誰もが、勝ちにゆくと宣言する中で、ただ一人、
勝敗以上の価値を見出している人がいる。
そんな君が誰よりも輝いて見えたのさ。

それにしてもこの戦闘狂っぷりがかっこいいな!

え、これはまさか告白?

断じて、違う!

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FFXIVを始める

ゼノスをもっと知りたくて、俺はFFXIVをプレイしてみることにした。

新生エオルゼア、蒼天のイシュガルド、紅蓮のリベレーターまで進めてようやくゼノスに会える。

一戦目の戦いではゼノスの強さに圧倒され、ボロ負けする。

つまらんと去り行く冷たい姿こそ、あの世界の人が目にするゼノスなのだろう。

だがプレイヤーを我が友と呼び、友の前でだけ、よくはしゃぎまわる。

そのため、現実世界を生きる我々からすると、明るい人という印象の方が強いはずだ。

それから、二戦目の戦いでようやくゼノスの鎧を壊せるくらいには強くなる。

よいぞ、ならば俺のため、
万策を尽くし、この窮地から生きながらえてみろ。

(C) SQUARE ENIX  ゼノス・イェー・ガルヴァス

なんだかこの言葉を聞いとき、すごく嬉しかった。

鎧を破壊できた程度で、こんなにも期待しやがって…

ゼノス優しいな!

これが優しいだって?
ドマ人の努力を無駄死には無駄死にとか
言っているやつなのに?

これは自分の人生が、過酷すぎたために、優しく感じるだけで、みんなからすると「なんだこいつ」としかならないのだろう。

しかし俺にとってはこの言葉が一番の救いだった。

それから三戦目、同格で戦えるまで強くなる。

このときのゼノスの悦びようときたら、面白くて仕方がなかった。
なぜなら、こんなにも攻撃されて悦ぶ敵など経験がない!

これは最高だ!ゼノスなら、ただひたすらに戦える友達が欲しいという俺の願いを、叶えてくれる!

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我が友よ

なぁ、ケネイド
君はなんのために戦う?

それはもちろん、悪いやつを、やっつけるために決まっているね!

戦いのなんたるか

戦う理由は本当に人それぞれだと思う。

もはや戦いという概念すら、敵や相手を攻撃するだけでなく、挑戦や踏破という意味にも該当するくらいなのだ。

敵と戦うことのみにおいても、勝利に喜ぶ者もいれば、攻撃することを愉しむ者もいる。

そしてゼノスみたいに、攻撃する戦いを挑戦や踏破といった意味で愉しむ者もいる。

本当に戦いとは、多種多様で魅力的だね。

戦いに悲しむ人がいるのも忘れないでよ神里?

そんなものは、ありきたりすぎて、この際どうでもいい…!(頼む、今はそんな価値観から離れさせてくれ)
それよりもゼノスの話を聞こうではないか!

恐怖し恐れるがゆえに、戦うのは哀れだって?
確かに哀れだな。俺の生活していた施設でもそんな場面はいくらでも見られたよ。

そんな理由で戦ったところで、更なる敵意が生まれ続けるだけなのにね。
目的から大外れだ。

だがそれを恐怖の裏返しだなんて、全く変わったことを言うじゃないか?
君は本当に変わっている。だからこそ面白い。

それにさ、結局俺も自覚している。

今までずっと自分たちを苦しめるやつがいた。だからこそ戦わなければならなかった。

戦い続けて、脅威が去ったあとに気付く…俺はまだまだ戦いたいのだと。

相手を見返すのはどうだっていい。
ただ戦うという行為そのものが好きなんだ。

それはきっとゼノスも同じ…そうだろう…?

日々当たり前のように戦いが繰り返されるなら、いっそそれを悦楽に変えて、愉しもうというのかい?

確かに、これほど賢い生き方はないだろう。
人の一般的価値観よりも、歴史の流れに身を任せる合理的な生き方。

しかして、俺をゲームの壁を超えて同類だと見抜くとは、流石だな!

 

あぁ、本当にゲームの壁をぶち壊して、ともに生きてくれよ!
もっとはやく、会いたかったぜ!

神里は本当にゼノスしか見てないね?好きすぎ!

そういうケネイドは、誰が好きなんだ?

やっぱりエスティニアンかな?鎧の下はヒートテックだし!

ヒートテック…なんだかニーズヘッグと名前が似ているような
気のせいか?

トドメなんて刺せるかー!
にゃーん!!

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唐突の別れ

「正義や悪といった戦いには飽きているんだ。
お前の楽しむだけの戦いに、存分に付き合ってやるよ!」

神龍と同化したゼノス、戦いに敗れる。

息があるのにこんなところで、自刃するんじゃない!

だけど君の境遇を思えば、そうなるのもわかる。

まずもってゼノスは孤独であった。母は彼を産み落としてほどなく病死し、宮廷闘争と外征に明け暮れる父とは顔を合わせることも稀であった。身の周りの世話を行う従僕たちは、彼にとっては魔道装置も同然の無機質な存在であり、同じ知性のある「人」とは感じられない。

光の回顧録 Chronicles of Light 宿命の章 その拳が血に染まるまで

この話から察するに、きっとゼノスは自分と神龍を重ねて見ていたのかもしれないな。

帝国軍を滅ぼすためだけに召喚された神龍。
信仰に寄らない新たな神。

神龍の中にうごめくのは純粋な破壊衝動のみとなれば、その恐ろしさゆえに封印され続けるよりも、ゼノスと一緒に戦うほうが良さそうだ。

父の思想を継ぐためだけに産み落とされたゼノス。
従僕から与えられるものもきっと、学術と武術くらい。

人の温かさといった道徳を知る機会なんて、どこにもなかったんだろうね。
そのうえゼノスは頭が良すぎるから、なおさら帝国の従僕が魔道装置同然に見えるわけだ。

優れ過ぎた能力を持って、強制された環境に生まれるとは、なんと酷な…

与えられたルールも日課も守り切るのは造作もなく、それがたまらなく退屈で、褒められたところで面白くないんだ。

それよりも、どうにもできない状況を、どうにかするために行動する方が楽しいんだよね。

わかるぞ、俺もそうだったからな!

なにそれ?よくわからないけど、泣けてきた!

だから、俺との戦いが首を斬れるほど、嬉しかったんだろう?

 

続く

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